―金融ビジネススクールを開校した背景は?
A: 東日本銀行は「中小企業のトータルパートナー」をめざしています。このビジョンを実現するために人財育成の強化を目的として、2022年に設立したのが金融ビジネススクールです。
S: 校長や副校長、主任常勤講師を支店長・副支店長経験者が務めており、営業現場のニーズに合った研修を実施しているのが特徴です。

U: 私は新入行員の研修を主に担当しています。支店と連携した研修を心がけており、支店へのヒアリングをもとに、実務に必要なスキルを身につけられることを重視しています。
A: だからこそ、支店業務に則したカリキュラムになるように内製化を進めています。その結果、講師と受講者の距離が近くなり、行内のコミュニケーションも活発になってきたと感じています。


―当スクールを開校してよかったことは?
S: 実際の支店業務に直結する研修内容を還元できているので、支店の営業力の底上げにつながっていると思っています。
U: 受講者である新入行員との距離が縮まったことです。新入行員の悩みや支店で経験したことを聞くことができ、各自の疑問に答えたり、勉強に取り組む道筋を講義に取り入れたりすることができています。

S: 副支店長クラスが受講するM&Aファイナンス研修の際には、「この分野においては今回のような実務に直結する研修を希望していた」との意見や、「支店に戻って店内勉強会を通じ部下行員に還元したい」などの意見があり、研修を主導した営業部門と企画段階から関わった私たちも感無量でした。
U: 新入行員には内定段階から電話応対の講義をおこなっていますが、「入行してすぐに電話応対のスキルが役立った」「実務に則した講義を聴けてよかった」という声を聞くことができました。


―どのような雰囲気で講義がおこなわれている?
A: 銀行の仕事はともすればお堅い業務だと思われがちですが、できるだけ楽しく働けたほうが良いとずっと思っていました。金融ビジネススクールを運営するにあたり、私たちがスローガンにしているのが「明るく、楽しく、前向きに」。略してATM。主催する私たちがこれを発信していけば、仕事を楽しんでやる雰囲気が支店内で醸成されると思ったのです。
S: ワークショップ形式の講義やグループディスカッションなども取り入れながら、受講者自身に考えてもらうスタイルを心がけています。また、管理職はある意味、孤独な部分もあると思うので、受講者がお互いに悩みを共有しあえる場づくりも意識しております。

U: 話しやすい雰囲気をつくることを大切にしています。新入行員が質問しにくい空気感があると、疑問が解消されず結局わからないままになってしまいがち。グループワークでは新入行員同士が活発に意見を交わし、考え、発言しているのを見て、成果を感じています。


―これから目指していることは?
S: いま、支店では若手行員の育成を課長が行っているのが現状です。研修を受講した2年目、3年目の若手行員がスキルアップすれば、課長に代わって新入行員の人財育成に自発的に関わることができるようになります。支店との連携をさらに強化し、その下支えを当スクールが行っていきたいと思っております。
U: 新入行員の研修でめざしているのは、1年目の研修が終わった時点で外回りの営業活動ができるようになること。この目標を達成できるよう、引き続き支援していきたいですね。
A: 行員みんなが明るく、楽しく、前向きに“ATM”で働ける組織をめざしたい。そして、東日本銀行を好きになってもらいたいです。一人ひとりがお客さまのために、仲間のために、組織のために、という意識で仕事をして、あたたかい気持ちがあふれる銀行になってほしいと思っています。


※取材当時の情報になります。
