金融機関コード:0525

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ご挨拶

東日本銀行 代表取締役頭取 助川和浩

東日本銀行は、2024(令和6)年4月、おかげさまで創立100周年を迎えました。これもひとえに、お客さま、地域社会、株主さま、そして従業員、諸先輩方のご支援とご協力の賜物であり、心から御礼申し上げます。

当行は、関東大震災後の金融・経済の混乱期にあった1924(大正13)年4月、中小零細等の庶民金融の受け皿となって金融・経済を下支えすることを目的に、茨城県水戸市で「常磐無尽株式会社」として設立されました。そして、1951(昭和26)年には、相互銀行法の施行にともない、商号を「常磐相互銀行」に変更するとともに、1952(昭和27)年には本店を東京都内に移転。その後、「ときわ相互銀行」への商号変更を経て、1989(平成元)年には普通銀行への転換にともない、商号を現在の「東日本銀行」に変更しました。

さらに、2016(平成28)年には、横浜銀行との経営統合により共同持株会社コンコルディア・フィナンシャルグループを設立し、国内最大規模の地方銀行グループとしての強みを活かして、お客さまや地域の課題に対しより幅広いご支援を展開できる態勢を整えました。

こうして、これまでの100 年間、「中小企業を支え地域経済の発展に貢献する」という創業の精神を胸に歩んできましたが、その道のりは決して平坦なものではありませんでした。第2次世界大戦における本店焼失、バブル崩壊後の公的資金導入、リーマンショック時の巨額赤字計上など、これまでの100 年の間には何度も苦境に立たされる場面がありました。そのような厳しい状況に直面しながらも私たちがここまで歩んで来られましたのは、お客さまをはじめ多くの皆さまのご支援をいただき、皆さまと共に成長させていただいたおかげであると実感しております。

創立100周年を迎えるにあたり、これまでの歩みを振り返り心からの感謝と未来に向けての新たな決意を皆さまにお伝えするために、記念誌とそれを基にしたこの特設サイトを制作いたしました。 時代の変化に対応しながらも、企業理念である「わたしたちは、東京を核とした首都圏において、心のかよう『フェイス・トゥ・フェイス』の対応によりお客さまとのリレーションを大切にし、信頼されるパートナーとして地域社会に貢献します」という精神を忘れず、全従業員一丸となってこれからの時代も「お客さまに必要とされる銀行」を目指し努力を重ねてまいります。皆さまには引き続き、より一層のご支援とご厚情を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりましたが、記念誌および特設サイトの制作にご協力いただいた関係者の皆さま方のお力添えに、心から感謝を申し上げます。

2024(令和6)年4月吉日
東日本銀行 代表取締役頭取

助川 和浩